富岡五号墳(読み)とみおかごごうふん

日本歴史地名大系 「富岡五号墳」の解説

富岡五号墳
とみおかごごうふん

[現在地名]富岡市七日市

かぶら川左岸段丘上の標高一七一メートルに位置する円墳。昭和四三年(一九六八)に調査された。墳丘盛土からなる二段築成で径三〇メートル、現高三・五メートル、幅一五メートルの周堀をもつ。墳丘全面に葺石が施され、中段面には円筒および形象埴輪列、須恵器類が設置されていた。内部主体は地山面から構築した両袖型横穴式石室で、墳丘の中段面を切る形で狭長な前庭が付設していた。石室全長七・六メートル、玄室長さ四・三メートル、奥幅二メートル、高さ一・七メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android