富田信高(読み)とみたのぶたか

改訂新版 世界大百科事典 「富田信高」の意味・わかりやすい解説

富田信高 (とみたのぶたか)
生没年:?-1633(寛永10)

安土桃山~江戸前期の武将。初名は知勝,知治。信濃守。1588年(天正16)より豊臣秀吉に仕え,95年(文禄4)伊勢国安濃郡に父知信と連名で2万石を与えられる。99年(慶長4)父の領知を加え5万石を領する。関ヶ原の戦で東軍に味方し,伊勢で2万石加増され,1607年には伊予宇和島に12万石で転封。罪を犯した親族坂崎左門をかくまったのがもとで,13年に改易となった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富田信高」の解説

富田信高 とみた-のぶたか

?-1633 織豊-江戸時代前期の武将。
富田知信(とものぶ)の子。慶長4年伊勢(いせ)(三重県)安濃津(あのつ)城主関ケ原戦いの功で13年伊予(いよ)(愛媛県)板島丸串城主となる。妻の兄坂崎出羽守(でわのかみ)による訴訟(罪をおかして逃亡中の妻の甥(おい)坂崎左門をかくまった件)に敗訴,18年改易(かいえき)となる。寛永10年2月29日死去。別名に知信,知治,知勝。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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