寛典(読み)カンテン

デジタル大辞泉 「寛典」の意味・読み・例文・類語

かん‐てん〔クワン‐〕【寛典】

情けある取り扱い。また、寛大な法的な処置。「寛典に浴する」

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精選版 日本国語大辞典 「寛典」の意味・読み・例文・類語

かん‐てんクヮン‥【寛典】

  1. 〘 名詞 〙 寛大な恩典。また、慈悲深い処置。情のある取扱い。
    1. [初出の実例]「若或有国司受彼請託輙解却者。准状科附不寛典」(出典類聚三代格‐七・弘仁八年(817)正月二四日)
    2. 「人を死刑に処せずして寛典に従ふを常とす」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔旧唐書‐刑法志〕

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普及版 字通 「寛典」の読み・字形・画数・意味

【寛典】かん(くわん)てん

ゆるやかな刑罰。〔旧唐書、刑法志〕其の後典を存すと雖も、犯す漸く少なし。

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