尊延寺(読み)そんえんじ

日本歴史地名大系 「尊延寺」の解説

尊延寺
そんえんじ

[現在地名]枚方市尊延寺六丁目

聖武天皇の勅願、宣教大師の天平三年(七三一)創建と伝える古刹だが、現在は池之坊(いけのぼう)と称し不動堂を本堂とする。高野山真言宗、山号幡多山、本尊不動明王。嘉吉元年(一四四一)の「興福寺官務牒疏」に「尊延寺 在交野郡芝村郷、宣教大師、天平三年勅願草創、中興安願菩薩也」とあり、当時は興福寺の支配下にあった。境内に行者堂があるが、「諸山縁起」に葛城北峰の宿として「波多寺」がみえ、「大乗院寺社雑事記」文正元年(一四六六)一一月一四日条に「尊恵(ママ)寺号畑寺」とあるので、現山号を寺号とする山岳修験の霊場として開かれたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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