日本歴史地名大系 「小佐越新道」の解説
小佐越新道
こさごえしんどう
会津西街道
天保四年(一八三三)小佐越村馬之助は日光奉行所から借金をして本格的改修に着手した。同五年小佐越村名主から会津藩宛に川治村との間の岩場に橋を架ける費用の借用願書(北山明文書)が出されており、会津藩は役人を派遣して道筋を検分するなど新道改修を助成したとみられる。天保一三年には川治村の湯守角左衛門により新道の一部改修が加えられ、通行しやすい道筋に変更された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報