小児用肺炎球菌ワクチン(読み)しょうにようはいえんきゅうきんわくちん

妊娠・子育て用語辞典 「小児用肺炎球菌ワクチン」の解説

しょうにようはいえんきゅうきんわくちん【小児用肺炎球菌ワクチン】

肺炎球菌は、インフルエンザ菌b型Hib)とともに、乳幼児重症感染症の原因となる細菌です。髄膜炎敗血症肺炎中耳炎などを起こし、発病したときの死亡後遺症を残す率は40%とされています。 日本では、2013年4月から定期接種がスタートしました。接種時期は、生後2~7か月未満に、27日以上の間隔で3回。その後60日以上おいて1歳以降に追加1回接種します。 細菌性髄膜炎は死亡したり中枢神経後遺症を残すことが少なくなく、早期診断も難しい病気です。幼稚園や保育園などでの集団生活が始まる前、できるだけ早いうちに予防接種をすませることが望まれます。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

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