小原新田村(読み)こばらしんでんむら

日本歴史地名大系 「小原新田村」の解説

小原新田村
こばらしんでんむら

[現在地名]尾西市開明かいめい

東に宮田用水の分流野府のぶ川が流れ、対岸は野府村、西は小信このぶ村に接する。「寛文覚書」では小原新田という。「尾張国地名考」には「支村 しよう げん一名新田、小原は堤洞の意にて小側の填字也さて新開の始に民戸二ケ所に飛て在しをいづれも小原と呼、故に一方を字音に小原と呼て今は正源と書、一に正下と書は非なり」とみえる。天保村絵図には「枝郷小原しよげん」とある(現在は将監しようげんと書く)。

「寛文覚書」によれば、概高は四四一石余、田方二二町七反三畝余・畑方六町五反五畝余、新田は四八七石余、家数六九、人数三五八である。


小原新田村
おばらしんでんむら

[現在地名]宇都宮市下平出町しもひらいでまち

東は柳原やなぎはら新田村、南と西は下平出村に接する低地帯の小村。延宝六年(一六七八)下平出村枝郷として成立、村政は下平出村に依存していた。元禄郷帳に下平出村枝郷として村名があり、高八石余。正徳年間(一七一一―一六)の宇都宮領村々諸割物高付覚帳(五月女久五文書)では用水川除普請往還人馬勤高八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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