日本歴史地名大系 「小塩窯跡」の解説 小塩窯跡おしおかまあと 京都市:西京区小塩村小塩窯跡[現在地名]西京区大原野小塩町小塩川北岸丘陵、府道向日町善峰(むこうまちよしみね)線南側に所在する平安時代前期―中期の窯跡。府道と小塩川の間に遺物が散布、畑の開墾に際し多量の陶片が発見され、遺跡の存在が知られた。陶片には焼けひずんだもの、焼成のときに溶着した破片などがあり、窯跡と推定されている。周辺には他にも窯跡が発見されているが、大原野一帯は本格的な調査が行われたことがなく、窯の規模・分布状態など不明の点が多い。ここで発見された陶器片は暗灰色で硬く焼きしまったものが多い。緑釉を施したものと施さないものがあり、大小の碗・皿などの器形がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by