小姓組番(読み)コショウグミバン

デジタル大辞泉 「小姓組番」の意味・読み・例文・類語

こしょうぐみ‐ばん〔こシヤウぐみ‐〕【小姓組番】

小姓組

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「小姓組番」の意味・わかりやすい解説

小姓組番
こしょうぐみばん

江戸幕府番方の職制。1606年(慶長11)創置。初め黒書院西湖間(さいこのま)に勤番し、その庭前に花畑があったところから花畑番といった。のち紅葉間(もみじのま)に勤番することとなり、小姓組番と改称した。五番方の一つで、書院番と併称して両番という。本丸に8組(ときに増加あり)があり、西の丸にも数組が置かれた。各組に番頭1人(若年寄支配、役高4000石、諸大夫、菊間詰)、組頭1人(若年寄支配、役高1000石、布衣(ほい)、菊間南御襖際(みなみおふすまぎわ)詰)、組衆50人(頭支配、役高300俵、御目見(おめみえ)以上、紅葉間詰)があった。1866年(慶応2)廃止平時は紅葉間に勤番し、儀式のときは世話役を勤め、将軍出行の際は供奉(ぐぶ)に任じ、市中巡回にあたった。戦時は将軍の旗本に備えた。

[北原章男]

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