小屋名村
こやなむら
[現在地名]久々野町小屋名
飛騨川右岸にあり、北は位山分水嶺山脈の尾根で限られ、南方に傾斜した平地続きで対岸に柳島村がある。右岸段丘上に集落があり、林の中に鎌倉街道跡といわれる場所がある。郷内通行の小梁橋が飛騨川に架けられたが、大水のため毎年のように架直したという。矢萩谷に沿って山に入ると二里半で高山に至る山道がある。慶長一〇年(一六〇五)飛騨国郷帳に「小屋野」とみえる(朝日村の→小谷村)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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