小山観音寺跡(読み)おやまかんのんじあと

日本歴史地名大系 「小山観音寺跡」の解説

小山観音寺跡
おやまかんのんじあと

[現在地名]古河市中央町一丁目

近世の江戸えど町に所在。山号は瑠璃光山近世文書のいずれにも宗派の記載がない。由来については天正八年(一五八〇)の下総国下河辺庄古河県瑠璃光山観音寺薬師如来縁起(千賀忠夫文書)などにみえるが、当寺家第九代小山周朝(周徴)について述べた「許我志」の記事に

<資料は省略されています>

天保五年(一八三四)には修験扱いをされ、御領分堂社并神主修験取調帳(鷹見安二郎文書)では寺院の部とは別にされている。

前掲の縁起によれば開祖幼時の病がもとで足に不自由を来し、世俗を捨てた小山氏の「一渓」(周琳)とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android