小松殿(読み)コマツドノ

精選版 日本国語大辞典 「小松殿」の意味・読み・例文・類語

こまつ‐どの【小松殿】

  1. [ 一 ] 京都大内裏の東、大炊御門大路の北側にあった光孝天皇の降誕所。〔二中歴(1444‐48頃か)〕
  2. [ 二 ] 藤原頼道の別邸宇治殿の一部。
    1. [初出の実例]「うぢには又入道殿は小松殿といふ所におはしけるが」(出典:愚管抄(1220)四)
  3. [ 三 ] 現在の東山区上馬場の小松谷少林寺の地にあった平重盛邸。
    1. [初出の実例]「おとどはかやうにの給ひて、小松殿へぞ帰られける」(出典:平家物語(13C前)二)
  4. [ 四 ] ( [ 三 ]から ) 平重盛の尊称
    1. [初出の実例]「小松殿『なにによってか只今さる事あるべき』としづめられけれども」(出典:平家物語(13C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む