小気味好(読み)こきみよい

精選版 日本国語大辞典 「小気味好」の意味・読み・例文・類語

こきみ‐よ・い【小気味好】

〘形口〙 こきみよ・し 〘形ク〙
物事の行なわれ方があざやかで、見たり聞いたりしていて気持良い。また、見た目が引きしまっていて感じが良い。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「眉毛小気味(コキミ)よく一文字に際立ち」
② (相手の困ったり苦しんだりする様子などを見て) いい気味である。なんとも痛快である。
浮世草子傾城禁短気(1711)四「六郎平は迷惑さふに尻が下に置かれず〈略〉彦六右衛門小きみよく、『いや是六郎平、それはどふした言分』」
こきみよ‐げ
〘形動〙
こきみよ‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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