小池喜孝(読み)コイケ キコウ

20世紀日本人名事典 「小池喜孝」の解説

小池 喜孝
コイケ キコウ

昭和期の民衆史家 元・オホーツク民衆史講座会長。



生年
大正5(1916)年9月11日

没年
平成15(2003)年11月28日

出生地
東京都東村山市

学歴〔年〕
青山師範卒,法政大学地歴科〔昭和18年〕卒

経歴
東京で小学校教員、出版社社員を経て、昭和28年北見市へ。53年北見工業高校教諭を退職。この間、教員の傍ら民衆史の堀りおこし運動を展開。51年運動母体となる「オホーツク民衆史講座」を組織し、秩父困民党アイヌウィルタなど少数民族、北海道タコ労働(囚人労働)、強制連行された朝鮮・中国人など抑圧された民衆の歴史の発掘に努めた。57年北見から埼玉県東松山市へ移り、以後フリーの立場で民衆史の研究と運動に従事した。著書に「鎖塚」「秩父颪」「常紋トンネル」「雪の墓標」「北海道の夜明け」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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