小清水原生花園(読み)こしみずげんせいかえん

日本歴史地名大系 「小清水原生花園」の解説

小清水原生花園
こしみずげんせいかえん

[現在地名]斜里郡小清水町字浜小清水

小清水町北西部、国道二四四号沿いのオホーツク海と濤沸とうふつ湖の間に形成された約五キロの細長い砂丘上の自然草原の通称。その一部一五四・五ヘクタールは道指定名勝小清水海岸となっている。濤沸湖岸の湿性草原を含めることがある。付近一帯は網走国定公園に指定され、砂丘中央部にJR釧網せんもう本線が通り、昭和三九年(一九六四)臨時原生花園駅が開設され、夏期のみ営業している。

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百科事典マイペディア 「小清水原生花園」の意味・わかりやすい解説

小清水原生花園【こしみずげんせいかえん】

北海道網走市東部から斜里郡小清水町にかけてひろがり,濤沸(とうふつ)湖の砂州上にある。面積約1.6km2。春〜秋にハマナスエゾキスゲエゾスカシユリなど約50種の海浜植物が群生,段丘ごとに植生が異なる。花の最盛期は6〜7月。網走国定公園の一中心で,釧網本線は春〜秋季,原生花園駅に臨時停車する。
→関連項目網走[市]小清水[町]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小清水原生花園」の意味・わかりやすい解説

小清水原生花園
こしみずげんせいかえん

北浜原生花園」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の小清水原生花園の言及

【北浜原生花園】より

…北海道東部,網走市東部の北浜から小清水町浜小清水にかけてのオホーツク海岸に展開する海岸草原。小清水原生花園とも呼ばれ,植物群落の規模も大きく北海道の海岸草原の代表的なもので,広大な原野に乳牛の群れが草をはむ光景がみられる。東西12km,幅100~700mの海岸砂丘がオホーツク海と濤沸(とうふつ)湖との間に広がり,砂丘の前面および背後にハマニンニクやハマナス,エゾキスゲ,エゾノシシウド,エゾスカシユリなどの群落が発達する。…

※「小清水原生花園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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