出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道北東部にある国定公園。1958年(昭和33)指定。網走市とその周辺にわたる372.61平方キロメートルを区域とし、サロマ湖、能取湖(のとろこ)、網走湖、濤沸湖(とうふつこ)など七つの湖沼が含まれる。公園の特徴は、海岸砂丘と原生花園で、とくに網走市北浜から斜里(しゃり)川河口にかけての海岸草原は、植物群落の規模からも北海道を代表するもので、その一部、斜里町字鶴巣の草原群落は北地の代表的植物が多種類自生している。ほかにサロマ湖畔のアッケシソウ群落、網走湖畔の湿生植物群落(国の天然記念物)などがある。公園の東部では、藻琴山(もことやま)、斜里岳を背景に広大な草地に乳牛の放牧が行われて、牧歌的光景が展開する。網走市街周辺には、モヨロ貝塚や天都(てんと)山など訪れるべき場所が多く、冬の海岸に寄せる流氷やハクチョウの飛来など、特異な自然美も魅力を与えるものである。一般観光のほか、キャンプ、探鳥などに訪れる人が多い。なお、濤沸湖は2005年(平成17)に、ラムサール条約登録湿地となった。
[岡本次郎]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新