小玉森(読み)こだまむい

日本歴史地名大系 「小玉森」の解説

小玉森
こだまむい

[現在地名]国頭村比地

比地ひじにある拝所。クダマムイともいう。貴重な植物群落地でもあり、比地の小玉森の植物群落として県の天然記念物に指定されている。比地集落東方の標高約四〇メートルの小高い丘にあり、神アサギが配置された拝所の広場ではウンジャミをはじめとする重要な集落の年中行事が行われるなど大切な聖域である。小玉森の植生は明瞭な階層構造をなし、胸高直径が一六〇センチほどのアカギをはじめフクギホルトノキタブノキ、クスノハカエデなどが高木層として樹冠を構成、リュウキュウガキ、ヤブニッケイなどが亜高木層を、クロツグシロダモなどが低木層を、オオイワヒトデホシダなどが草本層を形成する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ひじ

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む