日本歴史地名大系 「小玉森」の解説 小玉森こだまむい 沖縄県:沖縄島北部国頭村比地村小玉森[現在地名]国頭村比地比地(ひじ)にある拝所。クダマムイともいう。貴重な植物群落地でもあり、比地の小玉森の植物群落として県の天然記念物に指定されている。比地集落東方の標高約四〇メートルの小高い丘にあり、神アサギが配置された拝所の広場ではウンジャミをはじめとする重要な集落の年中行事が行われるなど大切な聖域である。小玉森の植生は明瞭な階層構造をなし、胸高直径が一六〇センチほどのアカギをはじめフクギ、ホルトノキ、タブノキ、クスノハカエデなどが高木層として樹冠を構成、リュウキュウガキ、ヤブニッケイなどが亜高木層を、クロツグ、シロダモなどが低木層を、オオイワヒトデ、ホシダなどが草本層を形成する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by