小田船原村(読み)おだふなはらむら

日本歴史地名大系 「小田船原村」の解説

小田船原村
おだふなはらむら

[現在地名]身延町小田船原

富士川支流波木井はきい川が北流する西岸、同川に大城おおじろ川が合流する地点以北の段丘上に位置する。北は身延町、波木井川対岸は梅平うめだいら村など。村内中央を東流して波木井川に注ぐ大倉おおくら沢南岸に小田、北岸に船原(舟原)集落がある。波木井川沿いを駿州往還南北に走る。慶長古高帳には高五石余の小田、高五七石余の船原がみえる。寛永元年(一六二四)の四郡村高帳では小田村・舟原村とみえ、村高もほぼ変化していない。延宝五年(一六七七)改の寛文一一年(一六七一)検地帳(県立図書館蔵)一村にまとめられており、高一〇三石余、反別は上田三町五反余・中田一町三反余・下田九反余、上畑一町余・中畑一町余・下畑三町六反余・下々畑五町八反余・山畑二反余・苅立畑六町三反余、屋敷四反余、ほかに妙正みようしよう寺・善行ぜんぎよう(ともに現日蓮宗)・八幡社などの除地がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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