小田襄(読み)オダ ジョウ

20世紀日本人名事典 「小田襄」の解説

小田 襄
オダ ジョウ

昭和・平成期の彫刻家 多摩美術大学美術学部教授。



生年
昭和11(1936)年6月3日

没年
平成16(2004)年1月24日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京芸術大学彫刻科〔昭和35年〕卒

主な受賞名〔年〕
現代日本彫刻展宇部市野外彫刻美術館賞(第1回)〔昭和40年〕「一週間」,現代日本彫刻展毎日新聞社賞(第3回)〔昭和44年〕「計画」,現代日本美術展佳作賞(第11回)〔昭和48年〕,現代日本彫刻展須磨離宮公園賞(第5回)〔昭和48年〕「円と方形」,神戸須磨離宮公園現代彫刻展神戸市公園協会賞(第4回)〔昭和49年〕「風景の領域」,長野市野外彫刻賞(第3回)〔昭和50年〕「風景の領域」,中原悌二郎賞優秀賞(第8回)〔昭和52年〕「円柱と方形の要素」,ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞(第1回)〔昭和54年〕「銀界…風景の時間」,神戸須磨離宮公園現代彫刻展大賞(第9回)〔昭和59年〕「風景船」,ダンテ国際彫刻ビエンナーレ金賞(第8回)〔昭和63年〕「宇宙」,紫綬褒章〔平成14年〕

経歴
昭和42〜44年イタリア政府留学生としてローマで制作、ユーゴチェコなどの国際彫刻シンポジウムに招待参加。パリミュンヘンミラノバルセロナなど欧米各地で作品発表。国内各地の野外彫刻展でも多くの賞を受けた。国際的な金属造形作家として知られ、ステンレスなどの金属を用いた幾何学的・構成的な抽象彫刻を発表、“形の持つ純粋性”を追求した。多摩美術大学教授、日本美術家連盟理事長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小田襄」の解説

小田襄 おだ-じょう

1936-2004 昭和後期-平成時代の彫刻家。
昭和11年6月3日生まれ。35年より新制作協会展に出品,39年会員となる。50年長野市野外彫刻賞。52年中原悌二郎賞優秀賞。59年神戸須磨離宮公園現代彫刻展で「風景船」が大賞。ステンレススチールによる独自の造形世界を展開。日本美術家連盟理事長。多摩美大教授。平成16年1月24日死去。67歳。東京出身。東京芸大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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