小石川上富坂町(読み)こいしかわかみとみざかまち

日本歴史地名大系 「小石川上富坂町」の解説

小石川上富坂町
こいしかわかみとみざかまち

[現在地名]文京区小石川二―三丁目

通りを隔てて小石川中富坂町の西に位置する拝領町屋。南は火除地、西富坂の通り(現春日通)を隔てて水戸藩上屋敷、北は通りを隔てて旗本堀邸。西は通りを隔てて下総多古藩松平(久松)氏の上屋敷など武家地。本町の北西方、多古藩松平氏上屋敷の北、伝通でんづう院境内の東に飛地(現小石川三丁目)がある。町の起立小石川下富坂町に同じ。本町の町内は東西が南の方で四二間、北の方で四〇間余、南北は西側で四六間余、東側で二四間余。飛地は東西一町八間余・南北一五間余。公役銀は一二人役で、金四両三分と銀三匁(御府内備考)。公役銀負担基準の小間数は飛地を含み京間で二四三間余(安永三年小間附町鑑)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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