日本歴史地名大系 「小石川仲町」の解説 小石川仲町こいしかわなかちよう 東京都:文京区旧小石川区地区小石川仲町[現在地名]文京区小石川二丁目伝通(でんづう)院境内の西に位置し、伝通院前の通り(現春日通)の北側を占める片側町。この通りを隔てて南は小石川金杉水道(こいしかわかなすぎすいどう)町のうち肴店(さかなだな)町、東は肴店町の飛地、北は道を隔てて掃除方大縄組屋敷。町内は東西が三一間余、南北が七間余(御府内備考)、小間数は京間で三一間余(安永三年小間附町鑑)。当町は本丸・西丸に毎年一月三日に献上物を進納する格式を有する町で、能拝見も許されていたが、能の拝見はのちに願出て取りやめとなっている(御府内備考)。享保一〇年(一七二五)には江戸岡鳥問屋八名のうちの一人として当町の十右衛門がいる(文京区史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報