小竹無二雄(読み)コタケ ムニオ

20世紀日本人名事典 「小竹無二雄」の解説

小竹 無二雄
コタケ ムニオ

昭和期の化学者 大阪大学名誉教授;大阪市立大学名誉教授。



生年
明治27(1894)年11月30日

没年
昭和51(1976)年9月18日

出生地
富山県

学歴〔年〕
東北帝大理学部化学科〔大正9年〕卒

学位〔年〕
理学博士

主な受賞名〔年〕
日本化学会真島褒賞〔昭和16年〕「蟇毒の成分の構造」,帝国学士院賞〔昭和19年〕「蟇毒の化学的研究

経歴
大正9年理化学研究所助手。ドイツ・フライブルグ大学に留学してウィーラントに師事。帰国後、理研研究員、産業科学研究員などを経て、昭和7年大阪帝大理学部教授、24年大阪市立大理工学部教授を兼任。30年大阪大、大阪市大各名誉教授となり、大阪有機化学研究所所長。37年大阪府科学教育センター所長。日本化学会会長も務めた。トリプトファン合成アミノ酸ストリキニンの構造など多くの天然有機化合物の研究を行い、著書に「有機化学」(上 下)「有機化学実験法」など多数。随筆に「老科学者の心境」「やどかりの宿」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小竹無二雄」の解説

小竹無二雄 こたけ-むにお

1894-1976 昭和時代の化学者。
明治27年11月30日生まれ。ドイツに留学。帰国後の昭和7年大阪帝大教授となる。19年ガマ毒の研究で学士院賞。おおくの天然有機化合物の構造決定,合成をおこなった。日本化学会会長。昭和51年9月18日死去。81歳。富山県出身。東北帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「小竹無二雄」の解説

小竹 無二雄 (こたけ むにお)

生年月日:1894年11月30日
昭和時代の化学者。大阪大学教授;大阪市立大学教授
1976年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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