小糸佐七(読み)コイトサシチ

デジタル大辞泉 「小糸佐七」の意味・読み・例文・類語

こいと‐さしち【小糸佐七】

江戸本町2丁目の糸屋の娘小糸と、その店の手代佐七との情話を脚色した、浄瑠璃歌舞伎作品の通称。浄瑠璃「糸桜本町育いとざくらほんちょうそだち」、歌舞伎狂言心謎解色糸こころのなぞとけたいろいと」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小糸佐七」の解説

小糸・佐七 こいと・さしち

浄瑠璃(じょうるり),歌舞伎の登場人物
大坂本町2丁目の糸屋の娘お房の婿となった佐七は,その妹の小糸とねんごろになり,家出する。安永6年(1777)初演の浄瑠璃「糸桜本町育」や,歌舞伎「本町育浮名花聟」「心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)」(「お祭佐七」)などに,さまざまな形で登場

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「小糸佐七」の解説

小糸佐七
(通称)
こいと さしち

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
本町糸屋娘 など
初演
享保14.9(大坂・中座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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