情話(読み)ジョウワ

デジタル大辞泉 「情話」の意味・読み・例文・類語

じょう‐わ〔ジヤウ‐〕【情話】

情のこもった話。真情を語る話。
親子の間にどんな―があったか、それは知らぬ」〈蘆花思出の記
男女恋愛の話。「悲恋情話
男女のむつごと。
西洋小説を読むたびに、…男女の―が、あまりに露骨で」〈漱石それから
[類語]猥談痴話

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精選版 日本国語大辞典 「情話」の意味・読み・例文・類語

じょう‐わジャウ‥【情話】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 真情を語る話。また、情のこもった話。
    1. [初出の実例]「団欒紅炉を擁して、情話薫暖を負ひ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    2. 「親子の間に如何な情話があったか、それは知らぬ」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐帰去来辞〕
  3. 恋愛に関する話。男女の仲についての話。
    1. [初出の実例]「模写の主意をもてせば道に違ひし男女の情話(ジャウワ)も頗る多かることなるべし」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
  4. 男女のむつごと。閨(ねや)の中などでの男女の語らい。
    1. [初出の実例]「艷談情話巧みに狐媚を売り」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二)

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普及版 字通 「情話」の読み・字形・画数・意味

【情話】じよう(じやう)わ

心のこもった話。晋・陶潜〔帰去来の辞〕親戚話をび、琴書を樂しみて、以て憂ひをす。

字通「情」の項目を見る

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