小紐(読み)コヒモ

デジタル大辞泉 「小紐」の意味・読み・例文・類語

こ‐ひも【小×紐】

半臂はんぴの腰に結ぶ細い紐。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小紐」の意味・読み・例文・類語

こ‐ひも【小紐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 衣冠の袍(ほう)または直衣の袍の格袋(かくぶくろ)の上の左右につけた紐。前に回して懐の下に結ぶのに用いる。こひぼ。〔装束集成(1754頃か)〕
    1. 小紐<b>①</b>
      小紐
  3. 半臂(はんぴ)をつける際に腰に結ぶ小緒通称
  4. 袍の頸紙(くびかみ)蜻蛉頭(とんぼがしら)の紐。
    1. [初出の実例]「ひもなともうちすてて 小紐(コヒモ)とて有。但くひかみ可然歟。或抄御説にくびかみのひもの事なり」(出典岷江入楚(1598)二)

お‐ひもを‥【小紐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 下裳(したも)下袴(したばかま)を止めるひも。したひも。
    1. [初出の実例]「汝が堅めしみづの小佩(をひも)は誰かも解かむ」(出典:古事記(712)中)

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