日本歴史地名大系 「小荒川村」の解説 小荒川村こあらかわむら 新潟県:北蒲原郡中条町小荒川村[現在地名]中条町大川(おおかわ)町・本(ほん)町・東本(ひがしほん)町村内を小荒川(現中条川)が流れ、西は中条町、東は半山(はんやま)村に接する。米沢街道に沿って町並が続き、街道の東側は当村、西側は中条町に属していた。永仁二年(一二九四)六月一二日の和田茂連譲状案(山形大学所蔵中条家文書)には小荒川が子茂泰へ譲られた奥山(おくやま)庄飯角(いいずみ)・村松(むらまつ)ほかの地の境界の一つとしてあげられている。正保国絵図には村名がみえ高一〇八石余。 小荒川村こあらかわむら 秋田県:仙北郡千畑村小荒川村[現在地名]千畑村小荒川丸子(まるこ)川の扇状地にあり、六郷村(現六郷町)から角館(かくだて)町(現角館(かくのだて)町)に通ずる脇道が南北に通る。北は本堂城廻(ほんどうしろまわり)村・元本堂(もとほんどう)村、東は千屋(せんや)村、南は金沢東根(かねざわひがしね)村に接する。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に一六九石とある。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に家数一四軒とあり、支郷は十二(じゆうに)村一軒と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報