小郷野村(読み)こごうのむら

日本歴史地名大系 「小郷野村」の解説

小郷野村
こごうのむら

[現在地名]喜連川町穂積(ほづみ)

河戸(こうと)村の東、塩那(えんな)丘陵北東に位置する山間の小村。北上して箒(ほうき)川辺に出る最短の道があり、土地では秀衡(ひでひら)道とよんだ。奥州街道喜連川宿鶴(つる)ヶ坂から東行する間道で、関街道(福原経由)へ出る旅人は小郷野の辻を目指して歩いたという。村名は郷帳類に徴して小郷野であるが、地域一帯の住民には「くごうの」「くぐうの」と称呼する人々が多く、「く」が転音とのみいえない。「久郷野」と読み書きした時代があったことは確かであろう。

那須郡に属する。明治元年(一八六八)の村鑑帳(川上豊文書)に、延宝六年(一六七八)の那須氏による検地帳および宝永四年(一七〇七)の幕府領代官による検地帳があると記されるので、貞享四年(一六八七)までは那須氏領(天和元年烏山入封)、同年烏山藩廃絶に伴い上知されたものと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む