日本歴史地名大系 「小里城跡」の解説 小里城跡おりじようあと 岐阜県:瑞浪市小里村小里城跡[現在地名]瑞浪市稲津町小里 山ノ田小里川南岸の城(しろ)山(四〇五メートル)にある。築城の時期は不明。当城築城以前の城館跡として興徳(こうとく)寺(旧大蔵寺寺地)西方の丘上に小里新(おりしん)城があり、土岐氏一族小(尾)里氏の居城と伝えられる。小里氏の祖は明応五年(一四九六)自害した土岐元頼とされる。一方、小里家譜(阿子田文書)では小里氏は土岐元房の子頼連の子という光忠から始まっており、光忠は永正九年(一五一二)の父の戦死後小里を離れ、諸国を放浪する間、和田氏を名乗った。越前朝倉氏の後援を得て当地に帰って旧領の土岐・恵那両郡三千六〇〇石余を取戻し、小里と改姓したとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by