小野寺保(読み)おのでらほ

日本歴史地名大系 「小野寺保」の解説

小野寺保
おのでらほ

現岩舟町小野寺一帯を占める。暦応元年(一三三八)六月一八日の小野寺通氏譲状(小野寺文書)に「小野寺七ケ村」とみえる。観応元年(一三五〇)以後、永徳二年(一三八二)の間と推定される某所領注文案(小山文書)に「小野寺保内 石橋 畑 田代」とあり、石橋いしばしはた田代たしろは小野寺の小字名として現在も残り、保内七ヵ村のうち三村に比定される。このことから当保は小野寺を中心に三杉みすぎ川の形成する谷戸のかなり狭い地域であったと推測される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android