小野忠弘(読み)オノ タダヒロ

20世紀日本人名事典 「小野忠弘」の解説

小野 忠弘
オノ タダヒロ

昭和・平成期の現代美術家



生年
大正2(1913)年3月3日

没年
平成13(2001)年8月5日

出生地
青森県弘前市

学歴〔年〕
東京美術学校彫刻科〔昭和13年〕卒

主な受賞名〔年〕
ユネスコ文化賞〔昭和32年〕,青森県文化功労賞〔昭和58年〕

経歴
学校では彫刻を学び、彫刻と絵画の両部門で制作。卒業後、図画教諭となる。昭和35年ベネチアビエンナーレ展に招待され、国際的に高い評価を受けた。38年ごろから絵画に専念。名古屋芸術大学客員教授、福井県文化財審議委員など務めた。主な作品に「春の旅人」「地下陶器」「アンチプロトン」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小野忠弘」の解説

小野忠弘 おの-ただひろ

1913-2001 昭和-平成時代の洋画家,彫刻家
大正2年3月3日生まれ。昭和17年福井県三国中学(現三国高)の教師となる。25年自由美術家協会会員。日本国際美術展,サンパウロやベネチアのビエンナーレに出品。絵画,彫刻からジャンク-アートを手がける。平成13年8月5日死去。88歳。青森県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品に「地下陶器」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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