デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小野美材」の解説 小野美材 おのの-よしき ?-902 平安時代前期の官吏,漢詩人。小野篁(たかむら)の孫。寛平(かんぴょう)9年従五位下,大内記となる。書にすぐれ,醍醐(だいご)天皇の大嘗会(だいじょうえ)に際し屏風(びょうぶ)歌をかいた。漢詩は「本朝文粋(もんずい)」に,和歌は「古今和歌集」などにおさめられている。延喜(えんぎ)2年死去。通称は野美材。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「小野美材」の解説 小野美材 没年:延喜2(902) 生年:生年不詳 平安時代の文人,能書。俊生の子。篁の孫。文章得業生,伊勢少掾,大内記などを歴任,従五位下に至る。書に巧みで,醍醐天皇の大嘗会には悠紀主基屏風の色紙形の清書を命ぜられ,能書として栄誉の大役を果たした。また詩文に長じ,『本朝文粋』や『菅家後集』にその漢詩が,また『古今和歌集』にも2首の和歌が収録されている。 (古谷稔) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by