少年法61条

共同通信ニュース用語解説 「少年法61条」の解説

少年法61条

事件の容疑者となった少年実名顔写真などの報道を禁止する規定。少年を特定する情報が広がることで更生の妨げになるとの考えに基づく。戦前の旧少年法にも同様の規定があり、違反した場合の罰則もあった。戦後連合国軍総司令部(GHQ)の指示で見直された現行法に罰則はなく、「表現自由」を保障した憲法21条と調整を図ったとされる。4月1日施行の改正少年法では新設された68条に基づき正式に起訴された18、19歳の「特定少年」の実名報道が解禁される。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android