実名報道(読み)じつめいほうどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「実名報道」の意味・わかりやすい解説

実名報道
じつめいほうどう

事件犯罪についての報道実名で行なうこと。日本の報道機関では原則となっている。理由としては,(1)「だれが」はニュースの最も基本的な要素である,(2) 被疑者・被害者の名前は犯罪事実自体と並んで公共の重要な関心事である,(3) 違法捜査など誤った公権力行使に対する監視役目を果たす,などの点があげられる。これに対し,書かれる側の人権・プライバシーを守る立場から,原則として被疑者の名前を出さないという匿名報道への転換を求める意見があり,議論がなされている。(→ジャーナリズム

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む