少弼(読み)ショウヒツ

デジタル大辞泉 「少弼」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ひつ〔セウ‐〕【少×弼】

律令制で、弾正台だんじょうだい次官すけ。正五位下相当。すないすけ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「少弼」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ひつセウ‥【少弼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、弾正台次官二人中の下位者。本来は一人であったが、弘仁一四年(八二三)格で大・少に分かれた。大弼は従四位下、少弼は正五位下相当。すないすけ。
    1. [初出の実例]「従五位下小野朝臣篁為弾正少弼」(出典続日本後紀‐天長一〇年(833)三月辛亥)
  3. 奈良時代の一時的な令外官である紫微中台の次官で、大弼の次に位するもの。従四位下相当。〔続日本紀‐天平勝宝元年(749)〕
  4. 明治二年(一八六九)七月に定めた官制の弾正台の次官で、大弼の次に位するもの。〔第六二二‐明治二年(1869)七月八日(法令全書)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android