尖閣をめぐる日中対立

共同通信ニュース用語解説 「尖閣をめぐる日中対立」の解説

尖閣をめぐる日中対立

2012年9月11日、当時の野田政権は沖縄県の尖閣諸島5島のうち魚釣島など3島を地権者から20億5千万円で購入する売買契約を結び、国有化した。領有権を主張する中国をにらみ「平穏かつ安定的に維持する」ための措置と説明した。中国は周辺海域で石油資源埋蔵の可能性が指摘された後の1970年代に入り日本の領有を非難し始め、92年に尖閣を中国領と明記した領海法を制定していたため強く反発し、公船による尖閣沖での領海侵入を常態化させるなどした。日中両政府は14年11月、不測の事態回避を目指すとの文書をまとめ、首脳会談も行ったが、事態打開にはつながっていない。(共同)

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