尚蔵(読み)クラノカミ

デジタル大辞泉 「尚蔵」の意味・読み・例文・類語

くら‐の‐かみ【尚蔵】

蔵司ぞうし長官

しょう‐ぞう〔シヤウザウ〕【尚蔵】

蔵司ぞうしの長官。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尚蔵」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぞうシャウザウ【尚蔵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、後宮蔵司の長官。神璽関契供御のことをつかさどる。給祿の相当位は正三位くらのかみ。
  3. ( ━する ) 大切に保管すること。
    1. [初出の実例]「国王の璽は重要なる君意を公證するものであるから、之を尚蔵する者の責任の大なることは」(出典:法窓夜話(1916)〈穂積陳重〉三)

くら‐の‐かみ【尚蔵】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、後宮の蔵司の長官。神璽、関契、供御のことをつかさどる。定員一人。〔令義解(718)〕

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