蔵司(読み)くらのつかさ

精選版 日本国語大辞典 「蔵司」の意味・読み・例文・類語

くら‐の‐つかさ【蔵司】

〘名〙 令制後宮十二司一つ神璽関契御服などをつかさどる役所職員に尚蔵(くらのかみ)一人典蔵(くらのすけ)二人掌蔵(くらのじょう)四人女嬬(にょうじゅ)一〇人がいる。くらづかさ。ぞうし。〔令義解(718)〕

ぞう‐し ザウ‥【蔵司】

〘名〙 令制の後宮十二司の一つ。尚蔵(准正三位)一人、典蔵(准従四位)二人、掌蔵(准従七位)四人、ならびに女孺一〇人からなる。神璽(しんじ)、関契、御服などをつかさどる役所。くらのつかさ。

くら‐づかさ【蔵司】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蔵司」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐し〔ザウ‐〕【蔵司】

律令制後宮十二司の一。神璽しんじ三関さんかん割符天皇皇后衣服などをつかさどった役所。くらづかさ。

くら‐づかさ【蔵司】

ぞうし(蔵司)

くら‐の‐つかさ【蔵司】

ぞうし(蔵司)

ぞう‐す〔ザウ‐〕【蔵司】

蔵主ぞうす居室。また、蔵主

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