尾根山古墳群(読み)おねやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「尾根山古墳群」の解説

尾根山古墳群
おねやまこふんぐん

[現在地名]伊勢原市三ノ宮

比々多ひびた神社の南西方七〇〇メートル、長福ちようふく寺の裏山、標高二〇二メートルの小高い山から東方へしだいに低くなる長い尾根の中ほどのなだらかになった所にある。ほぼ東西に並列して円墳が四基近接している。以前は六基あったと伝える。昭和三六年(一九六一)に調査された。耕作によって盛土墳丘の裾が削られて小さな塚のようになっており、古墳の復原径はいずれも一五メートルほどと思われる。一号・二号・四号墳の主体部は横穴式石室で、第三号墳は細長い竪穴式石室の中央に境石を置いて玄室を区分している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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