日本歴史地名大系 「尾花沢村」の解説
尾花沢村
おばなざわむら
尾花沢盆地の中心部に位置する。羽州街道沿いに村が形成され同街道の宿場町であり、また万治元年(一六五八)には羽州幕府領を統轄する代官の陣屋が置かれ、一帯の政治・経済・文化の中心として発展した。東は
元和八年(一六二二)山形藩領、寛永一三年(一六三六)から幕府領、安政二年以後は松前藩預地。正保郷帳では田方二千四三三石余・畑方一九八石余。延宝三年(一六七五)の検地では高二千九〇八石余。宝暦一一年(一七六一)の御巡見様御案内覚帳(二藤部文書)によれば家数二九七(うち寺五)、人数一千九六三。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報