居常(読み)キョジョウ

デジタル大辞泉 「居常」の意味・読み・例文・類語

きょ‐じょう〔‐ジヤウ〕【居常】

つねひごろ。ふだん。平生
「春琴が―傲岸にして芸道にかけては自ら第一人者を以て任じ」〈谷崎春琴抄

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精選版 日本国語大辞典 「居常」の意味・読み・例文・類語

きょ‐じょう‥ジャウ【居常】

  1. 〘 名詞 〙 ふだん。つね日頃。平常。日頃。居恒(きょこう)
    1. [初出の実例]「而又其居常未嘗有一レ言者一。曰藩政。蓋敬慎之云」(出典随筆・孔雀楼筆記(1768)跋)
    2. 「居常泰然として喜怒色に顕はれざる斉武の委員」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    3. [その他の文献]〔劉知幾‐思慎賦序〕

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普及版 字通 「居常」の読み・字形・画数・意味

【居常】きよじよう(じやう)

平生。〔漢書、西域下、烏孫国伝〕の元封中、江の女細君をはしてと爲し、以て(烏孫に)妻(めあは)す。~悲愁し、自ら歌を爲作(つく)りて曰く、~居常、土(故土)を思うて、心に傷む 願はくはと爲りて、故に歸らん

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