傲岸(読み)ゴウガン

デジタル大辞泉 「傲岸」の意味・読み・例文・類語

ごう‐がん〔ガウ‐〕【傲岸】

[名・形動]おごり高ぶって、いばっていること。また、そのさま。「傲岸態度をとる」「傲岸不遜
[派生]ごうがんさ[名]
[類語]傲慢不遜倨傲高慢驕慢暴慢慢心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「傲岸」の意味・読み・例文・類語

ごう‐がんガウ‥【傲岸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「岸」はかどだっていること ) おごりたかぶっていて、人に屈しないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「独忻病後君逾健、轟飲劇談気傲岸」(出典:黄葉夕陽邨舎詩‐前編(1812)八・千詩画引応原雲卿需)
    2. 「岩本の傲岸(ガウガン)気持反感をもって」(出典:桐畑(1920)〈里見弴愛経)
    3. [その他の文献]〔晉書‐郭璞伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「傲岸」の読み・字形・画数・意味

【傲岸】ごう(がう)がん

おごりたかぶる。唐・李白〔~寒夜独り酌んで懐ふ有り〕詩 一生傲岸にして、諧(かな)はざるにしむ 恩に媒勞し、志多く乖(そむ)く

字通「傲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android