屈撓(読み)クットウ

デジタル大辞泉 「屈撓」の意味・読み・例文・類語

くっ‐とう〔‐タウ〕【屈×撓】

[名](スル)かがみたわむこと。また、屈服すること。
「百難を犯すも、―することを知らざる、勁剛けいごう天性」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「屈撓」の意味・読み・例文・類語

くっ‐とう‥タウ【屈撓】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とう」は「撓」の慣用音 ) しなうように曲がること。力を加え、そり曲がった状態にすること。転じて、屈服すること。服従すること。
    1. [初出の実例]「宜草木、務灌漑培植、而不上レ摧折屈撓、以斲喪遏絶其生気」(出典童子問(1707)下)
    2. 「能く事物に耐へて屈撓(クッタウ)せざるに外ならざるなり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二四)
    3. [その他の文献]〔淮南子‐氾論訓〕

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普及版 字通 「屈撓」の読み・字形・画数・意味

【屈撓】くつどう(だう)

力に屈してたわむ。〔後漢書独行、周嘉伝〕乃ち燕(嘉の父)を收めて獄にぐ。(しばしば)掠楚(りやくそ)(鞭うち)せらるるも、辭屈撓する無し。~はずして死せり。

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