すべて 

屋陣屋跡(読み)あしやじんやあと

日本歴史地名大系 「屋陣屋跡」の解説

屋陣屋跡
あしやじんやあと

[現在地名]浜坂町芦屋 御屋敷

中世の芦屋城の山裾、芦屋集落の西に所在し、現在は畑地となっている。陣屋の範囲は東西約八七・五メートル、南北約三〇〇メートル。江戸時代中期の芦屋村絵図(芦屋区有)によれば字御屋敷おやしきやかた馬場ばば石垣をもつ御屋敷跡(居館)が描かれており、現在もその石垣の一部が良好に遺存している。また武家屋敷も芦屋地区(殿町)に存在したことが想定される。内郭ラインと思われる内堀竜潜りゆうせん寺南側の大池(「二方考」では園の池とみえる。現在は埋立てられた)宮谷みやたに川で構成され、陣屋の北側(海側)は大規模な土塁状の浜堤で防御されている。内郭の虎口は現在の芦屋集落入口(薬師堂の所)の位置に所在していたものと思われ、岩山を掘削してつくられた可能性がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

すべて 

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む