日本歴史地名大系 「二方郡」の解説
二方郡
ふたかたぐん
「和名抄」にみえ、同書東急本国郡部では「布太加太」、同書名博本や「拾芥抄」ではフタカタと訓じる。但馬国の北西部を占め、東は
〔古代〕
郡名の初見は己亥年(六九九)の年紀をもつ藤原宮跡出土木簡の「二方評波多里」である。なお「国造本紀」には、志賀高穴穂朝(成務朝)の御世に出雲国造の同祖遷狛一奴命(「本紀考」は宇迦都久奴命の錯誤とする)の孫美尼布命を二方国造に定めたとある。管郷は「和名抄」東急本では久斗・二方・
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報