層相(読み)そうそう(その他表記)sedimentary facies

関連語 たいせき 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「層相」の意味・わかりやすい解説

層相
そうそう
sedimentary facies

堆積層ともいう。地層のできたときの環境に関係ある性質に基づく地層の特性。粒度組成などを主とする岩相鉱物組成などによる鉱物相示相化石を主とする化石相,化学的特徴による地球化学相などに分けられる。層相は一定の広がりをもち上下や横に移化する。層相の内容を解明することを層相解析といい,古地理や地史の復元の資料となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の層相の言及

【堆積相】より

…地層の堆積時の環境条件を反映しているいろいろな特性の総称で,層相ともいう。地層は,堆積するときの環境条件,すなわち物質の供給源地の地質,地形,距離などを反映し,また堆積区の性質,つまり陸上,汽水域,海水域,あるいは大陸棚とか深海底などの違い,ときに気候帯などを反映して,特徴的な粒度組成,色,鉱物組成,化石群組成,化学組成を示す。…

※「層相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む