山上大神宮(読み)やまのうえだいじんぐう

日本歴史地名大系 「山上大神宮」の解説

山上大神宮
やまのうえだいじんぐう

[現在地名]函館市船見町

函館山の北斜面に鎮座。祭神天照大神・豊受大神。旧郷社。古くは神明宮・神明社と称した。「福山秘府」に造営の由緒・年号ともに不明とあり、「渡島国地誌提要」は天和年中(一六八一―八四)に祀られたとする。あるいは元禄元年(一六八八)亀田かめだ村からかた町に移されたとも伝える(函館市史)。「樹木陰森として神寂たる所」(「蝦夷日誌」一編)であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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