日本歴史地名大系 「山下保」の解説
山下保
やましたほ
- 大分県:宇佐市
- 山下保
当保下司職・田所職は今仁氏が保持していた。延応元年(一二三九)一〇月日の宇佐弥勒寺長吏下知状案(今仁恕子文書)に山下保下司一町・田所一町が確認され、元応三年(一三二一)二月二日の弥勒寺公文所定文写(同文書)では、今仁五郎の当保給田の田畑・居屋敷などの四至境について「東ハかうこ石ヲ限、下タハ東海道限、南ハ光納楠限、西ハ真並ノ大道、北ハ六塔符辰巳ヲ限」とあり、また「まやすミ塚ノ尾東ニ通ス未申ヲ限、袋山・子コ石戌卯限、ケンノキノ中嶋丑寅限、糸口百塔ケ平経塚在之、猿渡河・マヤスノ尾ニイタツテ知行也」と記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報