山之内一郎(読み)ヤマノウチ イチロウ

20世紀日本人名事典 「山之内一郎」の解説

山之内 一郎
ヤマノウチ イチロウ

昭和期の法学者 東京大学教授。



生年
明治29(1896)年1月

没年
昭和34(1959)年8月24日

出生地
熊本市

学歴〔年〕
東京帝大法学部〔大正9年〕卒

経歴
大正10年東京帝大法学部副手、助手を経て、欧州留学。帰国後九州帝大教授となり憲法担当。昭和2年休職を命じられた。9〜21年外務省嘱託としてソビエト調査に従事戦後22年東大社会科学研究所教授。学生時代ロシア革命に感じソビエト法研究に入り、プロレタリア科学研究所所属、ソビエト法研究の先駆となった。著書に「社会主義国家の法」、翻訳パシュカーニス「法の一般理論とマルクス主義」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山之内一郎」の解説

山之内一郎 やまのうち-いちろう

1896-1959 昭和時代の法学者。
明治29年1月生まれ。九州帝大教授をつとめ,昭和2年九大事件で休職。外務省嘱託となりソビエト調査を担当。戦後は東大社会科学研究所教授,熊本大教授。日本でのソビエト法研究をすすめた。昭和34年8月24日死去。63歳。熊本県出身。東京帝大卒。著作に「社会主義国家の法」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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