山之尻村(読み)やまのしりむら

日本歴史地名大系 「山之尻村」の解説

山之尻村
やまのしりむら

[現在地名]御殿場市山之尻

清後せいご村の西にあり、東流する竜良たつら川を挟んで北は山尾田やまおだ村。本村およびうとう木・印野いんの・小麦山・檜畑・原山・一本木の七集落(延宝八年「村鑑」滝口家文書、以下断りのない限り同文書)に分れる。慶長四年(一五九九)七月、横田村詮は「駿東郡山尻村惣百姓中」に宛てて郷中法度を下している。寛永改高附帳では田高五九石余・畑高一一〇石余。正保四年(一六四七)検地帳によれば、高三三二石余、反別は田方一七町六反余・畑方二二町七反余、名請人数三七(うち屋敷持三二)。前掲延宝八年(一六八〇)の村鑑によれば、家数四九、この内訳名主二、本百姓三七(うち村足軽二)・紺屋二・無田六、座頭・道心各一、人数三六四(うち座頭一・出家四・道心一)、馬三五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android