山井基清(読み)ヤマノイ モトキヨ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「山井基清」の解説

山井 基清
ヤマノイ モトキヨ


職業
雅楽

肩書
宮内庁楽長

生年月日
明治18年 8月29日

出身地
東京

学歴
東京音楽学校器楽科〔明治41年〕卒

経歴
明治31年宮内省式部寮雅楽部楽生、左舞、笛、箏、バイオリンビオラ担当。42年楽師。大正11年ドイツ留学、昭和9年楽長、11年退官。12年相愛女専音楽科教授、14年音楽科科長。16年退官。この間13年には楽部制定の詳細な左舞採譜「詳解左舞譜」の編纂に多久毎とともに当った。作曲に「平調メヌエット」「夜多羅」「加利夜須」など。雅楽、古歌曲の研究復元に貢献、その成果は「風俗訳譜」「催馬楽訳譜」として刊行された。著書に「鳳笙手移口伝書」「撃物総譜」「舞楽吹要訣」「風俗の音階」「神楽歌の旋律と和琴との喰いちがい」「雅楽に於ける呂律の旋法」などがある。

没年月日
昭和45年 12月8日 (1970年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「山井基清」の解説

山井 基清
ヤマノイ モトキヨ

明治〜昭和期の雅楽家 元・宮内庁楽長。



生年
明治18(1885)年8月29日

没年
昭和45(1970)年12月8日

出身地
東京

学歴〔年〕
東京音楽学校器楽科〔明治41年〕卒

経歴
明治31年宮内省式部寮雅楽部楽生、左舞、笛、箏、バイオリン、ビオラを担当。42年楽師。大正11年ドイツ留学、昭和9年楽長、11年退官。12年相愛女専音楽科教授、14年音楽科科長。16年退官。この間13年には楽部制定の詳細な左舞採譜「詳解左舞譜」の編纂に多久毎とともに当った。作曲に「平調のメヌエット」「夜多羅」「加利夜須」など。雅楽、古歌曲の研究復元に貢献、その成果は「風俗訳譜」「催馬楽訳譜」として刊行された。著書に「鳳笙手移口伝書」「撃物総譜」「舞楽吹要訣」「風俗の音階」「神楽歌の旋律と和琴との喰いちがい」「雅楽に於ける呂律の旋法」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山井基清」の解説

山井基清 やまのい-もときよ

1885-1970 明治-昭和時代の雅楽家。
明治18年8月29日生まれ。宮内省楽師となり,笛,箏(そう),左舞のほか洋楽器も担当。昭和9年楽長。「催馬楽(さいばら)訳譜」を刊行するなど古歌曲の研究・復元につとめ,また雅楽風洋楽「平調のメヌエット」などを作曲した。昭和45年12月8日死去。85歳。東京出身。東京音楽学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「山井基清」の解説

山井 基清 (やまのい もときよ)

生年月日:1885年8月29日
明治時代-昭和時代の雅楽家
1970年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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